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「へえ、すごいね。カミサマって普通のネットじゃないんだ」
「ネット?」
「検索したんでしょ? わたしのこと」

わたししか知らない飲み方がわかるなんて、ほんと神業じゃん。 

なのに――

「いえいえ、お客様にぴったりの珈琲は、<神様>ではなく、私が選ぶのです」

 

だって。


「ここにある豆のことはすべて把握しておりますし、お話を伺っているうちにピ~ンとひらめきまして――」

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